7月11日 TBS がっちりマンデー 朝7時30分~放送 新規上場会社 株式会社アイスコ
アイスクリームの製造販売、スーパーマーケットの2事業を展開している。7月11日の放送はアイスクリームの店頭陳列にどうやら秘密あり、がっちり!のようです。
株式会社アイスコの歴史
歴史
創業はなんと昭和23年5月、神奈川県戸塚で相原冷菓店としてアイスキャンデー製造販売・卸しを事業としてスタートした。
昭和27年、高島物産株式会社(資本金5百万円)としてアイスクリームの製造販売および卸売業に転業。
昭和47年5月、株式会社相原冷菓(資本金2百万円)を発足。
平成4年4月、高島物産株式会社と株式会社相原冷菓が合併、新会社として株式会社アイスコ(資本金5千万円)としてスタート。
新社名がアイスコなので、アイスクリームを連想される名づけかと思いきや、
「“ I Care Everybody Company ”
―あらゆる人々に慈しみの心をもって接する企業でありたい―
そんな願いをこめて、私たちは株式会社アイスコと名付けました。」
だそうです。
令和3年4月、創業から73年、東京証券取引所JASDAQに新規上場。
新規上場予定の会社の株を手に入れるには証券会社に申し込んで抽選ですよね。最近は新規上場を目指している会社に投資できることもできますよ。株式投資型クラウドファンディングというのがあります。最近CMでもちょくちょく見かけるFunddinoです。10万からと少額から出来るので、宝くじを買うよりも確率は高いかも。また、頑張っているベンチャー企業に投資をして、応援するのも夢ありますよね。投資するしないは別にして、投資家登録するといろんなベンチャー企業の情報がみれますよ。ちなみに無料です。
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同族経営
代表取締役会長 相原 敏貴 2021年3月の株式保有割合7.01%(112,500株)
代表取締役社長 相原 貴久 2021年3月の株式保有割合48.135%(772,500株)
相原家だけで保有割合は55.145%です。ということは株主総会の普通決議を単独で可決する権限を有することになり、取締役の選任、解任をはじめとして、会社の意思決定のほとんどを相原家だけで行うことができます。
株式会社アイスコの事業
大きく2つあります。
フローズン事業
アイスクリームと冷凍食品の卸売りです。直接陳列して納品する「フルメンテナンスサービス」(得意先の売場に直接商品を 納品し、売場づくりまで当社の配送員が行うサービス)を行っているようです。これは結構大変かもです。店舗によってはバッ クヤードが充実していなかったりすると思うので、冷凍トラックをバックヤードとして使用しているそうです。ルートセールス担当者は頻繁に店舗に行く必要があると思いますが、店舗としてはすごくメリットあります。
しかし、これがこの会社の強みにもなっているんだと思います。冷凍トラックを300台保有う、ルートセールス担当者はただ配送するでけではなく、陳列から在庫管理まで任されているで、店頭陳列のPDCAが自然と回っているんだと推測します。ルートセールスというよりもマーケティングセールスのようなネーミングの方が格好いいかも。働いている人にとってもモチベーションの一つになるのでは。
アイスに特化した技
アイスの陳列に秘密あります。夏場だと氷系をレジ近くに陳列、ついで買いを狙っているみたいです。また観光地の売店には高級アイスを陳列してることで日常の違う演出をしているみたいです。この技で売上上昇中です。
スーパーマーケット事業
神奈川県を中心に「スーパー生鮮館TAIGA」を8店舗、テナントとして2店舗営業しています。生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)に注力する事で、大手スーパーとの差別化を図っているらしいですが、これが差別化になるとは思えないですね。
例えば、鮮魚に関しては絶対に大手スーパーには負けない突き抜けた1点突破の差別化戦略をもつなど。1点突破の施策として全国の有名漁港から毎朝、新鮮な鮮魚が届くなど・・・・・大手スーパーマーケットには負けない競争優位性が打ち出せるのではと考えます。
株式会社アシスコの収益は
2021年3月期決算
売上高40,551百万(前期増減率10.4%)、売上総利益7,447百万(前期増減率8.8%)、販売管理及び一般管理費6,647百万(前期増減率-0.8%)、営業利益800百万(前期増減率451.7%)、経常利益855百万(前期増減率303.3%)、当期純利益523(前期増減率263.2%)
コロナ渦の中、巣ごもり需要の影響で大幅に業績伸ばしていますね。
事業別にみるとフローズン事業の売上高は31,391百万(営業利益520百万)、スーパーマーケット事業の売上高は9,384百万(営業利益279百万)となっています。フローズン事業の営業利益率が結構低いですね。
2022年3月期予想
売上高41,993百万(前期増減率3.6%)、売上総利益7,627百万(前期増減率2.4%)、販売管理及び一般管理費7,127百万(前期増減率7.2%)、営業利益500百万(前期増減率▲37.5%)、経常利益539百万(前期増減率▲37%)、当期純利益523(前期増減率263.2%)
コロナ渦の収束予想もあり売り上げは微増、でも利益は大幅減予想ですね。先行投資が減益の原因のようですね。
株価
7月11日放送予定が取り上げられると、それを材料に株価は大幅続伸しています。7月2日(金)では1,929円で、7月6日(火)には2,106円になっていました。放送後の7月12日の株価の反応はどうなるか、興味深いですね。
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